巨像キャンプ

このブログは、日本各地の巨像を見に行く私、たかはしのレポート兼旅行記のようなものです

【岩手県釜石市】釜石大観音

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像名 釜石大観音
所在地 岩手県釜石市大平町3-9-1
施設名 明峰山石応禅寺
高さ 48.5m
材質 鉄筋コンクリート
モチーフ 魚籃観音
種類 立像
景観
建立年月日 1970年(昭和45年)4月8日
建立者

石応禅寺十七世 雲汀晴朗 (棟梁:大野力蔵、原型:長谷川昴)

 

もくじ

施設について

拝観時間  9:00~17:00(季節により変動あり)
拝観料 大人500円/中高生300円/小学生100円、団体割引料金あり
アクセス 岩手県交通「釜石大観音入口」バス停より徒歩10分
(2020/4/29現在) 

概要

釜石湾を一望する高台、大平町鎌崎半島に立つ、白亜の魚籃観音像。

胎内は螺旋階段になっており、像の台座部分に当たる3階には大観音の原型を手掛けた彫刻家・長谷川昴氏作の三十三観音、2階から11階の各階には木彫りの七福神が安置されている。

11・12階の観音像が抱える魚の部分が展望台になっており、海抜120mからは三陸復興国立公園リアス式海岸が鳥瞰できる。

同敷地内には、昭和52(1977)年に落慶されたインド・スリランカ様式の仏舎利塔がある。 2016年6月に「恋人の聖地プロジェクト」により、プロポーズにふさわしいロマンチックなスポットとして「恋人の聖地」に選定されている。(公式サイトより)

公式サイト

kamaishi-daikannon.com

巨像レポート

  • 訪問年月日:2014年6月5日
  • 天候:晴れ

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高台から海を見下ろすように立っている釜石大観音は、釜石市街地側から見るとこちらに背を向けていて、スリムな体型も相まってぱっと見灯台のように見える

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近代製鉄の先駆の地・釜石

釜石駅前から、大観音の入り口付近まで行くバスがある

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バス停のある国道から分岐している坂を案内標識に従って下っていき、高架下を過ぎて行くと、入り口の門が見えてくる

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仲見世通りはほとんどシャッター街だった

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大観音が見守るこの太平洋沿岸部の国立公園の名前は、2013年5月から「三陸復興国立公園」に名称が変わっている

写真を撮り忘れたけれど、参道の一部がエスカレーター式になっている

巨大仏のある寺では全国で唯一の「動く参道」(自社調べ)

 

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動く参道を過ぎると、石段の向こうから大観音の後ろ姿がスーッと伸びているのが見える

こういう「上から巨像」という構図は個人的にすごくよいと思う

「深淵を覗くとき、深淵もまたこちらを覗いている」というニーチェの言葉を思い出す

(この言葉の解釈とか深い意味とかは知らないけど、とりあえずこういう風景を見ると「巨像を見ている自分」から「人を見下ろす巨像」に概念が切り替わるような、一人称を見失うような感覚があり、それになんとなくドラッグ性があるんだと思う)

 

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台座・胎内のようす

台座部分はごく一般的なお寺のようになっており、展示品や仏像が安置されていた

胎内の螺旋階段はシンプルなコンクリ打ちっぱなし

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腕部分の魚籃展望台

魚籃観音は魚を持っていたり大きな魚に乗っていたりなどの姿をしており、悪鬼や毒竜の害を取り除く力を持つ、とされている*1が、港町などでは豊漁や海の安全祈願などで祀られていることが多いようです

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眺めが良い

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大観音と隣接する仏舎利塔

並べて見るとオリエンタルな雰囲気
 

おまけ

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小岩井農場のソフトクリーム(食べかけ)