■はじめに
このブログは、日本各地の巨像を見に行く私、たかはしのレポート兼旅行記のようなものです
ブログについて①【巨像とは何か?】
巨像 (読み)キョゾウ
〘名〙 巨大な彫像。また、巨大な肖像。(精選版 日本国語大辞典より)
と一口に言いましても色々ございますが、このブログでは
- 人型で
- 全高10m以上の
- 屋外にある
巨像を中心に、紹介しています
日本で巨像というと、奈良の大仏、鎌倉の大仏などの仏像がほとんどですが、このうち奈良の大仏は屋内にあるため対象外となります
ですが、上記の条件に当てはまらないものでも、個人的に心惹かれたものは番外編的に紹介していきます
具体的には以下のようなものです↓
- とりあえず、スケールのデカいもの
- B級~のもの
ブログについて②【巨像の見方】
ブログでは「全高」「像高」「台座」などという言葉を使って巨像を紹介しています
あくまでも当ブログでの定義ですが、茨城県の「牛久大仏」を例に解説します
像の頭頂部から足先までの"身長"が「像高」、像の足元から地面までの台部分が「台座」、台座と像高トータルの高さが「全高」です
当ブログで主に取り上げているのは、この「全高」が10m以上とされている巨像です
ちなみにこの牛久大仏は、全高120mとブロンズ製の立像では世界最大としてギネスブックに登録されています
公式パンフレットやwebサイトなどで「全高」と「像高」が明記されているものは「全高-像高=台座高 」というように内訳が割り出せますが、牛久大仏などの大手でない限りはざっくり「高さ(大きさ)○○メートル」などと恐らく全高の数値しか公表していない場合がほとんどで、純粋な「像高」がわかるものはあまり多くないように思います
2013年から現在に至るまで、日本各地をチマチマと旅行し続け30体以上の巨像を見てきました
古いものは写真があまり残っていなかったりだいぶ記憶がおぼろげになっていたりと、このブログもほとんど自分用の備忘録的な要素が大きいですが、巨像に興味のある方は訪問する際の参考にしていただければ幸いです。
あと、巨像に関して書いてある情報が間違っている場合などは以下のアドレス宛にコッソリ教えていただけると助かります。
ブログについて③【キャンプとは何か】
キャンプといってもテントを張ったりファイヤーを取り囲んだりする方ではなく、ここでは英語圏の美学・文芸批評などで使われている用語*1としての「キャンプ」を言います
ざっくり言うと「あまりに極端なもの」や「真面目にやってるんだろうけどちょっとズレちゃっているもの」を「やさしく愛でる」感受性のことであり、私は常にこの「キャンプ」な感覚を持って巨像を観賞しています
つまり、ものすごくデカい大仏や観音さまを、正直言ってあまり真剣に信仰していません
むしろ、ものによってはちょっとハスにかまえて見てます
キャンプについては「反解釈(著・スーザン・ソンタグ、ちくま学芸文庫)」という本の「キャンプについてのノート」で詳しく説明されています
キャンプの本質は、不自然なものを愛好するところに――人口と誇張を好むところに――ある。 (「反解釈」より)
あるときは閑静な住宅街、またあるときは海の見える丘の上に突拍子もなく立っているデカい人
巨像そのものよりも、それが日常的な風景の中に佇んでいるさまにこの「不自然」「人口」「誇張」を感じ、その、いわば偶発的に生まれた「ボケ」みたいなものをしみじみと鑑賞するのが、巨像のキャンプ的楽しみ方なのだと思います
キャンプ趣味とは一種の愛情――人間性に対する愛情――である。(中略)判断するというよりめでるのだ。(中略)キャンプとはやさしい感情なのだ。 (「反解釈」より)
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